遼“飛ばす”スイングに手応え 勇太ら置き去りに

[ 2012年2月16日 06:00 ]

練習ラウンドでティーショットを放つ石川

 米ツアーのノーザントラスト・オープンは米カリフォルニア州リビエラCCで16日に開幕する。石川遼(20=パナソニック)は14日、練習ラウンドで調整した。

 強い海風が吹きつけるコースで石川は成長を確信した。「アゲンストでの飛距離は20ヤード伸びた。他の選手に比べてアゲンストでも飛距離が落ちる度合いが小さくなった」。練習ラウンドは池田、ハース、レアドと回った。昨年のフェデックスカップ王者ハースは04年に平均飛距離313ヤードを記録し、レアドも昨年、平均303ヤードを飛ばした。その中で逆風の12番では一番遠くに飛ばし、15番では池田を30ヤード置き去りにした。左足を軸にする「飛ばす」スイングは完成に近づき、風に負けない球を生んだ。

 予選ラウンドは第1日が午前組の最終組、第2日は午後組の最終組に決まった。最終組は荒れたグリーンでのパットを余儀なくされる。だが、「与えられた環境でどうベストを尽くすか」と前を向く。3月末の世界ランク50位以内がマスターズ出場への条件。好成績が不可欠な中、逆風に屈しない技術と精神力で夢舞台を引き寄せる。

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2012年2月16日のニュース