羽生 フリー1位で逆転3位!世界切符は確実も「悔しい」

[ 2011年12月24日 23:13 ]

男子で3位になった羽生結弦のフリー

フィギュアスケート全日本選手権第2日 男子フリー

(12月24日 大阪なみはやドーム)
 SP4位の宮城・東北高2年の羽生結弦選手(17)がフリーで冒頭の4回転トーループを決めるなど、167・5と全体1位の得点をマークし、3位に入り、初の世界選手権代表を確実にした。

 昨年は4位で代表の座を逃しただけに、攻めての逆転3位。冒頭の4回転トーループを成功させてリズムに乗ると、続くトリプルアクセル(3回転半ジャンプ)も完璧に決め、一気に観衆の心を引き込んだ。だが、最後の3回転サルコーが1回転となるミスがあったため、滑走後には、自分の足を何度も叩き悔しさをあらわに。「最後にジャンプをミスし、悔しさが残る。八十点くらいの出来。同じミスを繰り返しているので、いい点数はあげられない」と厳しい表情を見せていた。

 それでも、全日本初の表彰台で満面の笑みを見せながら銅メダルを掲げた。3月の東日本大震災で避難所暮らしを経験し、拠点となる仙台市内のリンクも失いながら、成長を見せた羽生の1年を締めくくる、輝かしいメダルだった。

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