コーチの「守りに入るな」に応えた真央 観衆からも「頑張れ」

[ 2011年12月24日 20:20 ]

女子SPを終え、大勢の観客に迎えられる浅田真央選手

フィギュアスケート全日本選手権 女子SP

(12月24日 大阪なみはやドーム)
 女子ショートプログラム(SP)で、9日に最愛の母、匡子さん(享年48歳)を失った浅田真央が2位発進した。「真央頑張れ」の観衆からの声援を受けリンクに。緊張の面持ちだったが、佐藤コーチの「守りに入るな」の言葉をしっかりと受け止め、トリプルアクセルこそ回避したものの、ほぼノーミスの演技を披露。首位の村上とわずか0・16点差の65・40点をマークした。

 母親の葬儀を終えた翌日の13日に練習を再開、いつもとは違う中での大会での演技に「なぜかいつもと違う緊張感があった。ほっとした」と浅田。佐藤コーチも「普段よりも緊張していたのは間違いない。普段通りの力を出してくれた」と愛弟子の精神力をたたえていた。

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