小塚 悔しい転倒…2連覇ならずも5大会連続の世界選手権へ

[ 2011年12月24日 23:35 ]

表彰式でメダルを手に笑顔を見せる優勝した高橋大輔(中央)、2位の小塚崇彦(左)、3位の羽生結弦
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フィギュアスケート全日本選手権第2日 男子フリー

(12月24日 大阪なみはやドーム)
 最後のポーズを決めた小塚の表情は硬いままだった。数秒して、ようやく口元が緩んだ。連続ジャンプを予定していたトリプルアクセル(3回転半)で転倒。会心の演技とはいかず、ジャンプで崩れたライバルの高橋を逆転できなかった。

 SPで高橋に10・45点の大差をつけられて迎えたフリー。映画「風の谷のナウシカ」の音楽に乗り「不安なくできた」という冒頭の4回転を鮮やかに決めただけに悔しい。フリーだけなら羽生に次ぐ2番目の点を出したが、高橋には3・63点届かなかった。

 2連覇はならなかったが、5大会連続の世界選手権代表を確実にした。昨年は銀メダルに輝いた大舞台に向け「2位で残念な気持ちはあるが、これで終わりではない。もっと上を目指したい」と誓った。

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