伊之助が36代木村庄之助に 立行司1人は5年ぶり

[ 2011年9月29日 19:04 ]

 日本相撲協会は29日、東京・両国国技館で定例理事会を開き、立行司の木村庄之助(64)の定年退職を受け、九州場所の番付が発表される10月31日付で式守伊之助(63)=本名山崎敏広、鹿児島県出身、井筒部屋=が36代の庄之助に昇格することを承認した。伊之助は空位とし、立行司が1人となるのは庄之助が不在だった2006年春場所以来となる。

 また29日付で協会の規則を定めた寄付行為を改正。これまで親方が部屋を新設する場合、師匠の了承を得て、協会に届けを出すだけだったのを「理事会の承認を得なければならない」と明文化。部屋を継承する場合にも理事会の承認を得ることを新たに定めた。二所ノ関広報部長(元関脇金剛)は「ちゃんと理事会にかけた方がいいということ。以前から話は出ていた」と説明した。

 部屋持ちの親方衆で構成される師匠会の会合も開かれ、10月1日の東京都暴力団排除条例の施行を前に、あらためて注意喚起がなされた。

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2011年9月29日のニュース