吉田を苦しめた34歳ベテラン 弱点指摘「自分のペース持ち込めないとスキ」

[ 2011年9月16日 11:01 ]

女子55キロ級決勝 トーニャ・バービーク(右)を破り9連覇を達成。ガッツポーズで喜ぶ吉田沙保里

世界選手権第4日女子

(9月15日 イスタンブール)
 我慢のレスリングで好機をうかがい、女王の吉田を追い詰めた。55キロ級決勝でバービークは第2ピリオドを奪い返し、最終ピリオドも接戦に持ち込んだ。大金星を逃した34歳のベテランは「きょうは番狂わせを起こせる日だと感じていた」と悔しがった。

 吉田に2004年アテネ五輪決勝、08年北京五輪準決勝で敗れてきたが「これまでで最高の試合だった」。吉田の弱点について「攻撃はものすごく強いけれど、自分のペースに持ち込めないとスキが出てくる」と指摘した。(共同)

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2011年9月16日のニュース