関取最軽量98キロの隆の山、粘って初白星

[ 2011年9月16日 19:50 ]

大相撲秋場所6日目

(9月16日 東京・両国国技館)
 花道を引き揚げる時の目は潤んでいた。関取最軽量、98キロの隆の山は翔天狼にきめられて攻め込まれたが、土俵際で粘り、相手の勇み足を誘って新入幕初白星を挙げた。「本当にうれしい。必死に残ろうとしたんで結果が分からなかった」と笑みを見せた。

 十両を1場所で通過したものの、今場所は初日から5連敗。だが攻め方を変えず、験直しもせずに、強い精神力で白星をつかんだ。初の懸賞も1本手にした隆の山は「親方やおかみさん、応援してくださった皆さんに報告したい」と周囲への感謝を忘れなかった。

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2011年9月16日のニュース