愛ちゃん避難所訪問 被災者「心から笑えたのは避難してから初めて」

[ 2011年5月18日 17:47 ]

避難所で被災者らと卓球をする福原愛さん=18日午後、仙台市宮城野区(代表撮影)

 ロンドン五輪出場を決めた卓球の福原愛(22)が18日、震災後初めて被災地入りし、約110人が身を寄せる仙台市宮城野区の避難所で子どもらと卓球をしたりサイン会を開いたりして被災者を励ました。

 福原は小学4年まで同市で生活。避難所に到着すると大きな拍手で出迎えられた。福原は避難所内の卓球台で約10人と“対戦”し、ラリーが続くと歓声が上がった。世界選手権個人戦の混合ダブルスで獲得した銅メダルも披露した。

 次男の宏斗君(3)と参加した自営業内海達夫さん(45)は「心から笑えたのは避難してから初めてだと思う。テレビでしか見たことがなかったので、感動した」。

 津波の爪痕が生々しい仙台市・荒浜を視察した福原は「信じられない光景に言葉が出なかった。少しでも元気になってもらえたらうれしい」と話した。

続きを表示

2011年5月18日のニュース