魁聖ついにストップも「落ち込んでいません」

[ 2011年5月18日 06:00 ]

栃ノ心に敗れ、連勝が9で止まった魁聖

大相撲技量審査場所第10日

(5月17日 両国国技館)
 ブラジル出身の新入幕・魁聖は連勝が9でストップした。三役経験のある栃ノ心に対し、右四つがっぷりから前に出たが、土俵際で体を入れ替えられて寄り切られた。

 「思いっきりいったんですけどね。仕方ないです。向こうが力強かった」。グルジア出身の相手のパワーに脱帽した。

 「四つになったら相手の方が強いから」という師匠の友綱親方(元関脇・魁輝)の助言を生かせず、60年初場所の大鵬以来51年ぶりとなる新入幕初日からの10連勝を逃した。それでも暗さはみじんもなかった。「勝ち越したから落ち込んでいません。これから普通に戻るんじゃないですか。あれ誰だっけ?と言われるぐらい」。おどけてみせるほどの余裕を漂わせた。「何番勝ちたいとか考えず“一日一番”で頑張ります」。力強く再出発を誓った。

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2011年5月18日のニュース