男子は東レが5年ぶり6度目、女子はJTが初優勝

[ 2011年5月6日 06:00 ]

 バレーボールの全日本男女選抜大会最終日は5日、大阪府立体育会館で決勝を行い、女子はプレミアリーグ覇者のJTがNECを3―1で下して初優勝、男子は東レが堺にストレート勝ちして5年ぶり6度目の優勝を果たした。JTは韓国代表の金軟景(23)を中心に得点を重ね、1―1の第3セット以降は一方的な展開で押し切った。東レは米山裕太(26)らの強打と堅守で、21年ぶりの優勝を目指したプレミアリーグ王者に勝った。最高殊勲選手は女子がJTの山本愛(29)、男子は東レの米山が初選出された。

 <JT 山本「日本が元気になれるように」>JTが悲願の初優勝で、東日本大震災の影響で打ち切りになったリーグと合わせて2冠を達成した。決勝は分厚い攻撃陣を日本代表セッターの竹下が自在に操り、サーブで崩して相手の武器の速攻を封じた。今回の震災では東日本にあるたばこ工場が大きな被害を受けた。被災地の仙台市出身で最高殊勲選手賞を獲得した山本は「日本が元気になれるようにという思いでプレーした。自分たちの結果で苦しい生活を送っている人を勇気づけたかったので…」と言葉に思いを込めた。

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2011年5月6日のニュース