小塚 銀メダル!高橋 不運…靴のビス外れ5位に終わる

[ 2011年4月28日 21:25 ]

表彰台の、優勝したチャン(中)、銀メダルの小塚(左)、3位のガチンスキー

世界フィギュア第4日

 フィギュアスケートの世界選手権第4日は28日、モスクワで行われ、男子ショートプログラム(SP)で6位だった小塚崇彦(トヨタ自動車)は4回転ジャンプを決めるなどの好演技を見せ、180・79点と高得点をマークし合計でも258・41点で2位となり、銀メダルを獲得した。

 SP3位だった前回王者の高橋大輔(関大大学院)はフリーの演技中に靴のビスが取れるアクシデントもあり、4回転ジャンプなどでミスが相次ぎ152・72点、合計232・97点で5位となり、連覇はならなかった。SP2位の織田信成(関大大学院)はフリーでジャンプ違反で得点を伸ばせず、187・96点、合計232・50点で6位。

 SP首位のパトリック・チャン(カナダ)が2度の4回転ジャンプを成功させ、フリーでも187・96点、合計280・98点でトップ。チャンはSP、フリー、合計のすべてで世界歴代最高点を更新し、堂々の優勝を飾った。

 日本男子はニース(フランス)で開催される次回大会でも出場枠で最大の「3」を維持した。

 ▼小塚崇彦の話 いつかは取りたいと思っていたメダルがやっと手に入ってうれしい。練習したすべてのことを出そうと思った。満足いく演技だった。世界選手権の表彰台は本当にいい場所だと感じた。

 ▼パトリック・チャンの話 現実ではないみたいだ。信じられない。パフォーマンスにとても満足している。4回転ジャンプを2回成功できたことを誇りに思っている。本当は(合計)300点を出したかった。

 ▼ 高橋大輔の話 かかとのビスが外れてしまった。かかと(のエッジ)が抜けて駄目だなと思った。自分の力のなさ。これで(現役)最後として締めくくりたくない。ソチ(冬季五輪)までもう一回頑張ってみようかなと思った。

 ▼織田信成の話 4回転ジャンプが抜けて、3回転になってしまった。(この結果は)何とも言えない。すごく緊張していた。演技自体はそれほど悪くなかったが、体が動いていなかった。無欲で自分の演技をしようと思った。

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