高橋 靴壊れるアクシデント…「ソチまでもう一回頑張る」

[ 2011年4月28日 22:30 ]

フリーの演技を終えた男子5位の高橋大輔=

世界フィギュア第4日

 思わぬアクシデントに見舞われた。高橋は冒頭の4回転が1回転になって着氷するとスケート靴の異常を訴え、演技を中断してジャッジ席へ。修理を施して再びリンクに戻り、途中から演技を再開したが、中盤以降でジャンプの転倒や着氷の乱れが続いた。逆転での2連覇はおろか、メダルも逃げていった。

 ビスの締まり具合は毎晩確認していて、前夜も異常はなかった。「今まで試合では一度もなかった」という事態。「運が悪かったのか分からないけど、仕方ない」とつぶやき、苦笑いを浮かべるのがやっとだった。

 演技後、高橋は「かかとのビスが外れてしまった。かかと(のエッジ)が抜けて駄目だなと思った。自分の力のなさ。これで(現役)最後として締めくくりたくない。ソチ(冬季五輪)までもう一回頑張ってみようかなと思った」と、ソチへの意欲を見せた。

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