穴井「優勝しかない」王座奪還を力強く宣言!

[ 2011年4月28日 18:19 ]

 体重無差別で柔道日本一を争う全日本選手権は29日に東京の日本武道館で開かれる。2年ぶり2度目の頂点を目指す穴井隆将(天理大職)や初優勝を狙う21歳のホープ、上川大樹(明大)らが東京・講道館で記者会見し、穴井は「優勝しかないと思っている」と王座奪還を力強く宣言した。

 優勝候補筆頭の穴井は順調な仕上がり。「コンディションはほぼ万全。晴れやかな気持ちで、スケールの大きな柔道をしたい」と自信満々だ。

 2度目の出場となる上川は「素人が見ても一本だと分かるような柔道をする。日本一になりたい」と意欲的。今月中旬に左ふくらはぎを肉離れしたが「逆に休めてよかった」と動揺は見られない。順当なら穴井と激突する準決勝がヤマ場だ。

 4年ぶり4度目の優勝を目指す30歳の鈴木桂治(国士舘大教)は「海外の大会よりも緊張感がある。真の日本一になれるのがこの大会だ」と言う。昨年の覇者、高橋和彦(新日鉄)は「最後まで一生懸命に食らい付く姿を見てもらいたい」と謙虚に話した。

 穴井は既に8月にパリで開催される世界選手権男子100キロ級代表に決定。今大会終了後に同100キロ超級代表の2選手が決まる。

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2011年4月28日のニュース