上村愛子「まずはゼロから練習 最終的には…」

[ 2011年4月14日 16:12 ]

記者会見で現役続行を表明した女子モーグルの上村愛子

 上村はすっきりした表情で、質問に答えた。

 ―休養で感じたことは。五輪を目指すか。

 「ずっと引退する理由を探したけど、見つからなかった。春には(現役を)続けたいという気持ちになった。ただ(長く)休んでしまった感じがする。まずはゼロから練習し、最終的にはそこ(五輪)に行けるように頑張りたい」

 ―引退後について考えたこともあったか。

 「具体的に何をしようかとかは考えなかった。結婚もしたし、家を大事にしたい気持ちがまずあった。夫(アルペンスキー男子の皆川賢太郎)には自然と相談することが多く、復帰については自分で感じたままにすればいいと言ってくれた」

 ―強敵のジェニファー・ハイル(カナダ)は引退したが、ハナ・カーニー(米国)が圧倒的な強さを維持している。

 「ジェニファーは自分よりも年下で、まだ続けると思っていた。少し寂しい気もする。今季の試合は全部、映像で見ることができた。ハナは強かったけど、完璧な人はいない。これから何があるか分からない」

 ―競技復帰に向け、どう取り組むか。

 「夫とアルペンの旗門を立てて滑ったり、スキーは続けてきた。でも1年は長かったと実感してもいる。走ることから始めて、ナショナルチームのみんなと肩を並べられるように頑張りたい」

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2011年4月14日のニュース