遼“苦手”開幕戦に自信「マスターズ最終日の状態」

[ 2011年4月14日 06:00 ]

ゴルフ場にとめられたヘリコプターの前でパッティング練習をする石川

 男子ゴルフツアー開幕戦の東建ホームメイトカップ(三重・東建多度CC名古屋)が14日から始まる。マスターズでメジャー自己最高の20位に入った石川遼(19=パナソニック)は13日、コース入りして約2時間の打ち込みをこなした。フォーム改造に取り組んだここ2年の開幕戦と違い、今年はスイングに鉄壁の自信を持って戦う。

 前日帰国したばかりの石川は「鈍っているかな」と話していたが約2時間の練習で不安を吹き飛ばした。「マスターズの最終日ぐらいのスイングの状態。ヘッドスピード、体の回転、タイミングを取り戻せた。安心しました」。好調を維持して初日を迎える。

 開幕戦はプロ1年目の08年は5位に入ったものの09年が37位、昨年が予選落ちと振るわない。これまではマスターズで世界レベルの技術に刺激を受けた直後に出場し「新しいものに取り組もう」という実験の場になっていたからだ。だが今年は予選通過で自信をつけての帰国。「アメリカでの2カ月間から続くものと思ってやりたい」と言う。昨秋から取り組む左足に体重を乗せたスイングも仕上がりつつある。

 開会式では東日本大震災の犠牲者のため黙とうが行われる。さまざまな意味を持つシーズンの幕開け。ツアーの顔として責任を果たすつもりだ。

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