競泳の日本選手権中止…別会場で代表選考会

[ 2011年3月16日 17:09 ]

 日本水連は16日、東日本大震災の影響により4月5~10日に東京辰巳国際水泳場で開催予定だった競泳の日本選手権を中止すると発表した。同水泳場が地震で損傷し、電力不足も考慮した。水連によると、日本選手権の中止は1941年以来。

 世界選手権(7月・上海)の代表選考会は4月9~11日に静岡県の浜松市総合水泳場で行う方向で最終調整している。日本選手権に合わせた選手の調整に配慮し、ほぼ同時期に実施する。

 4月1~3日に神奈川県の相模原市立総合水泳場で行う飛び込みは、日本選手権とせずに代表選考会とする。シンクロナイズドスイミングの日本選手権(5月2~5日・東京辰巳国際水泳場)は中止した。競泳と飛び込みの代表選考会は試合会場で義援金を募る。

 泉正文専務理事は、東京辰巳国際水泳場について「プールの水深が調節できなくなっている。相当期間使えないことが予想される」と説明した。

 同水泳場での全国JOCジュニアオリンピックカップ春季大会も中止された。

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2011年3月16日のニュース