「茨城県は安全と解釈」放駒理事長 2部屋の避難申請保留

[ 2011年3月16日 19:27 ]

 日本相撲協会の放駒理事長(元大関魁傑)は16日、東日本大震災による福島県の原発事故からの安全確保に関連し、隣接する茨城県の立浪、式秀の2部屋から出ている福岡県などへの避難申請を保留していることについて、状況が切迫していないことや、各部屋が地方に分散しない方がいいとの考えを理由に挙げた。

 放駒理事長は「(原発周辺の避難住民受け入れを表明している)茨城県は安全だと解釈している。今はそんなに、何かしなきゃいけないという時期ではない」と話した。

 また、食料不足を訴える声が一部の相撲部屋から出ていることに対し、「部屋の師匠が何とか食べさせなきゃいけない。当たり前の話だ」と、師匠の責任を強調した。

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2011年3月16日のニュース