為末らで支援の輪「みんなでミラクルジャパン起こしましょう」

[ 2011年3月16日 18:00 ]

 東日本大震災の影響でスポーツ大会の中止が相次ぐ中、国内トップ選手に義援金や応援メッセージで被災地を支援する輪が広がっている。陸上男子400メートル障害の日本記録保持者、為末大らによる募金活動「地震救済チャレンジ『TEAM JAPAN』」は16日で1千万円を突破した。

 米サンディエゴが拠点の同選手は13日から自身の公式ホームページで募金を開始。交流サイト「フェイスブック」や短文投稿サイト「ツイッター」で呼び掛け、競泳の北島康介(日本コカ・コーラ)やビーチバレーの朝日健太郎(フリー)らが賛同した。

 応援メッセージも数多くの選手から寄せられている。陸上の福島千里(北海道ハイテクAC)は「1人でも多くの人が救われますように。みんなで強い気持ちで!」と被災者を気遣い、サッカーの沢穂希(INAC)は「私たちアスリートにできるのはグラウンドで表現し、闘い、皆さんに元気や勇気を与えることだと思います」と決意を示した。

 競泳の松田丈志(コスモス薬品)は「日本人はこの危機を乗り越えられるはず。みんなでミラクルジャパン起こしましょう」と訴えた。

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2011年3月16日のニュース