遼くん「スポーツで励ましたい」 東北福祉大出身の池田は沈痛

[ 2011年3月12日 09:27 ]

第2ラウンド、14番でアプローチショットが惜しくも入らず、のけ反る石川遼

東日本大震災

 男子ゴルフの世界選手権シリーズ、キャデラック選手権に出場している石川遼、池田勇太、藤田寛之の3選手は11日、東日本大震災を受け、米フロリダ州マイアミで家族の安否確認に追われた。

 池田は仙台市にある東北福祉大を出たとあって、米メディアの質問が殺到した。「夜中に連絡が来て起きた。安否の確認が取れていない人がいる。自分には(出身地の)千葉と仙台しかないから、つらい」と沈痛な面持ちだった。

 埼玉県出身の石川は父の勝美さんのメールで無事を確認したという。「家族が無事だからといって安心できない大変な事態。でも何とかゴルフに集中して、スポーツを通じて励ますことができれば、と考えるしかない」と話した。静岡県の葛城GCに所属する藤田は「家族の安否が分からないまま第1ラウンドをプレーしたが、終わって無事が確認できました」とひと安心した。(共同)

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2011年3月12日のニュース