日本製紙2年連続V 次はアジアリーグ制覇

[ 2011年2月14日 06:00 ]

大会MVPに選ばれ、胴上げされる日本製紙・大沢

アイスホッケー全日本選手権最終日

(2月13日 栃木・日光霧降アイスアリーナ)
 初対決となった日本製紙―フリーブレイズの決勝が行われ、2点を先行した日本製紙は一度は追いつかれたものの、第2ピリオド16分に鬼頭のゴールで勝ち越し。最後は6人攻撃をかわして6-2と突き放し、2年連続4度目の優勝を飾った。

 就任1年目でタイトルを手にした日本製紙・佐々木監督は、関係者から握手攻めにあい「きょうは最後まで我慢できた。相手の外国人を抑えるゲームプランもうまくいった」と連覇を喜んだ。

 ここまで王子とともにアイスホッケー界を支えてきたという自負があるだけに、指揮官は試合前「2シーズン目のチーム(フリーブレイズ)とは目指しているものが違うんだ」とハッパをかけた。それに選手が応えた。

 それでも、通算4度目の優勝は通過点でしかなく、今季はアジアリーグとの2冠が目標。MVPに輝いたDF大沢主将は「これからも負けられない試合が続きますから」と、早くも週末に再開するアジアリーグを見据えていた。

 <フリーブレイズ>一度は追いつきながら、最後は6人攻撃で空いたゴールに立て続けに決められた。荒城監督は「ミスが多く気持ちのコントロールができなかった」と敗因を口にした。それでも社内のクラブチームを母体にスタートして2シーズン目で決勝進出は立派。アジアリーグでもプレーオフ出場を決めており「チームも成長しているし、今回の経験をプレーオフに生かしたい」と初タイトルに挑む。

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2011年2月14日のニュース