八百長関与者は給与支払い保留へ…臨時理事会で協議

[ 2011年2月13日 19:26 ]

 日本相撲協会が14日夜に東京・両国国技館で開く臨時理事会で、八百長関与が認定されている竹縄親方(元幕内春日錦)、十両の千代白鵬と清瀬海にも給与を支給するという9日の理事会決定を見直し、支給を保留する方向で検討することが13日、明らかになった。

 協会関係者によると、一部理事らから「協会に多大なる被害を与えた者に支払っていいのか。一生懸命やっているほかの力士たちに示しがつかない」との意見が出ているという。

 また臨時理事会では、八百長問題の実態解明を進める特別調査委員会からの報告を受ける。特別調査委はこれに先立つ14日午前に開く会合で、メールに関連して名前が挙がった14人を含む関取ら92人への聞き取り結果と、今後の調査方針の検討を行う予定。

 14日の協会への報告は最終報告にはならない見込みで、理事会では八百長関与を認めている千代白鵬らへの処分には踏み込まないとみられる。

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2011年2月13日のニュース