GPファイナル 織田がSP首位!佳菜子3位、美姫は…

[ 2010年12月10日 18:56 ]

男子SPでジャンプする織田信成

 フィギュアスケートのグランプリ(GP)ファイナルは10日、北京の首都体育館で開幕し、男子ショートプログラム(SP)は4回転―3回転の連続ジャンプを決めるなどほぼ完璧な演技だった織田信成(関大)が86・59点で首位に立った。11日のフリーで日本男子初の優勝を狙う。

 パトリック・チャン(カナダ)が85・59点で2位につけ、高橋大輔(関大大学院)が82・57点で3位。小塚崇彦(トヨタ自動車)は77・90点で4位とした。
 女子SPは村上佳菜子(愛知・中京大中京高)が61・47点で3位につけた。鈴木明子(邦和スポーツランド)が4位、安藤美姫(トヨタ自動車)は5位。

 ▼織田信成の話 SPでの4回転ジャンプは初挑戦。成功して1位になれて、すごくうれしい。最終滑走は苦手だが、フリーも弱気な自分に勝って、優勝できたらいい。

 ▼高橋大輔の話 残念なのはステップのミス。盛り上がりに欠ける出来になって悔しい。ジャンプは今季一番の出来だった。思っていたよりも評価してくれた。

 ▼小塚崇彦の話 最終滑走で、ただただ緊張した。それでも大きなミスなくできたのは今季の練習の成果。フリーはすべきことをしっかりやることが目標。

 ▼村上佳菜子の話 ずっと目標にしていた60点が出て、すごくよかった。ジャンプが自分の中で一番よかった。脚が震えていて変だな、とは思っていた。でも、いつもの練習みたいに楽しめた。

 ▼鈴木明子の話 ことしも独特の緊張感があった。欲を言えばもっと(内容を)上げていけたはずだが、いま自分ができることはほぼできたんじゃないかと思う。フリーを重点的に練習してきたので、また気持ちを切り替えて臨みたい。

 ▼安藤美姫の話 (新しい曲は)すごい滑りやすかったけど、何となくリラックスし過ぎて、あまり気持ちと体をコントロールできなかった。GP2大会の方が緊張をうまく持てていた。(共同)

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2010年12月10日のニュース