織田フリーで失速…「守りに入って」2位終戦

[ 2010年10月31日 08:32 ]

勢ぞろいした男子のメダリスト。左から銀メダルの織田信成、金のパトリック・チャン、銅のアダム・リッポン

 フィギュアスケートのグランプリ(GP)シリーズ第2戦、スケートカナダは30日、カナダのキングストンで男女フリーなどを行い、男子ショートプログラム(SP)1位の織田信成(関大)は155・15点の3位で、合計236・52点の2位だった。織田は冒頭の4回転トーループで手をつき、トリプルアクセル(3回転半)では転倒するなど流れに乗れなかった。SP4位のパトリック・チャン(カナダ)がフリー1位で逆転優勝。南里康晴(福岡ク)はフリー9位で合計でも9位だった。

 女子もSP4位のアリサ・シズニー(米国)がフリー1位で合計172・37点の逆転優勝。日本勢はシニアGPデビューの今井遥(東京・日本橋女学館高)がSP6位、フリー3位の合計154・54点で5位、SP8位の村主章枝(陽進堂)はフリーで10位に沈み、9位だった。

 ▼織田信成の話 緊張してスピードが出なくて、最初の4回転はうまく降りられなかった。全体的に気持ちが守ろうとしてしまって、その辺が演技点にも影響したかなと思う。今度(の大会)はそういうことのないようにしたい。

 ▼南里康晴の話 昨夜はあんまり眠れなかったが、かえって闘志がわいてきた。ジャンプは練習通りにうまくいけた。次の全日本選手権まで時間があるので、しっかり練習したい。

 ▼今井遥の話 初めてのシニアのグランプリで、足が震えるほど緊張するかと思ったけど、そこまで緊張せず、落ち着いてまとまった演技ができた。ジャンプは良かったと思う。

 ▼村主章枝の話 すごくたくさん課題が見えた試合。滑り込みが足りないし、トレーニングで修正する部分もでてきた。少し出遅れているので、スピードアップしていきたい。(アラビア風の独創的な衣装は)曲調に合わせて選んだ。評判は良かった。(共同)

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2010年10月31日のニュース