秋巡業スタート　６２連勝中の白鵬が元気な姿

　大相撲の秋巡業が１５日、茨城県土浦市の霞ケ浦文化体育会館で始まり、昭和以降２位となる６２連勝中の横綱白鵬は十両以下に１８番胸を出し、双葉山の６９連勝に挑む九州場所（１１月１４日初日・福岡国際センター）へ向けて元気な姿を披露した。

　白鵬は十両の若荒雄や星風らのほか、土浦市出身で新十両昇進が決まった幕下高安にけいこをつけ、観客を喜ばせた。白鵬は「幕下のけいこのときに土俵に来たのは久々。初心に戻ったというか、自分も頑張らなくてはという新たな気持ちになった」と笑顔だった。
　巡業部長として初の巡業に臨んだ九重親方（元横綱千代の富士）は「一番強い人が一番けいこをしていた。ほかの力士は横綱の姿勢を見習ってほしい」と発奮を促した。秋巡業は３０日まで１０日間（８カ所）実施される。