宮里藍 2週連続優勝へ「先週は終わったこと」

[ 2010年8月26日 17:45 ]

カナダ女子オープンのプロアマ戦で打球の行方を追う宮里藍

 米女子ゴルフツアーの高額賞金大会、総額225万ドル(約1億9000万円)のカナダ女子オープン開幕前日の25日、2週連続優勝を目指す宮里藍がカナダ中部ウィニペグのセントチャールズCC(6572ヤード、パー72)でプロアマ戦に出場し、最終調整を行った。

 前週挙げた今季5勝目で世界ランキング、賞金ランキング、年間最優秀選手賞レースですべて1位に返り咲き、世界一で大会を迎える。前週は「終盤に向けて気持ちの整理ができ、目の前の1打に集中することができた」とメンタルコーチのピア・ニールソン氏の教えを守り抜いたことが勝利につながった。
 6月に初めて世界一に就くと「ランキングのことなど考えすぎてしまった」と約2カ月間勝利から見放された。3部門いずれも上位選手が小差でひしめく状況を抜け出すために「実力はみな同じ。わたしは逆に(順位に)とらわれないことが大事」と精神面を課題に挙げた。
 ライバルのスサン・ペテルセン(ノルウェー)や崔羅蓮(韓国)もニールソン氏に師事し、世界ランク2位のクリスティ・カー(米国)は耐え忍ぶ“禅ゴルフ”を実践する。宮里藍は「先週は終わったこと。今週はまたいつもと同じようにやりたい」と再び気持ちを切り替えた。(共同)

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2010年8月26日のニュース