遼くん7位発進!67の好スタート

[ 2010年8月26日 12:35 ]

第1日、5アンダーで7位と好発進した石川遼

 VanaH杯KBCオーガスタ第1日は26日、福岡県芥屋GC(7146ヤード、パー72)で行われ、全米プロ選手権からの帰国後初戦となる石川遼は6バーディー、1ボギーで回り、5アンダーの67で7位スタートとなった。ツアー初優勝を狙う24歳の津曲泰弦が18ホールの大会最少ストロークに並ぶ63をマークし、9アンダーで単独首位に立った。2打差の2位に松村道央。さらに1打差の3位に井上信ら4人が続く。大会2連覇を狙う池田勇太は1オーバーの73と振るわず、前週優勝の野仲茂らとともに101位と出遅れた。

 全米プロ選手権からの帰国後約1週間を家族旅行などに充てて充電した。石川は心身ともにリフレッシュしてコースに戻ってきた。6バーディー(1ボギー)を奪って67。「後半戦の第1ラウンドのつもりでプレーした。いいスタートが切れた」と笑顔だった。
 出だしの10番をボギーとしても慌てない。12番は約3メートル、13番は約2メートルのパットを沈め、2連続バーディーで波に乗った。パットのタッチがかなり強めだったのは「気持ちが前に前にいっていた」からだという。最終の9番(パー5)で第2打をグリーンそばのテントに打ち込むピンチがあったが、アプローチでしのいでパーでまとめた。
 2年連続賞金王に向けた18歳の戦いは再開された。石川自身は周囲や観客に対し「前半戦はいいプレーではなかった日が続き、申し訳ないという思いがあった」と悩んでいたという。
 ゴルフに対して張り詰めていた気持ちや悩みも心機一転したことで「自分のすべてを見せればいい」と考えられるようになった。6月のツアー選手権シティ杯宍戸以来となる初日の好発進に「ドキドキわくわくしている。明日もスコアを伸ばし続けたい」と気合十分の表情だった。

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2010年8月26日のニュース