NHK会長 多忙を理由に横審辞任

[ 2010年8月26日 22:10 ]

 NHKの福地茂雄会長が日本相撲協会の諮問機関である横綱審議委員会(横審)委員を辞任していたことが26日、分かった。2日に当時相撲協会の理事長代行だった村山弘義副理事長に対して多忙を理由にして辞任届を提出しており、福地会長は「予算編成などを控えており、業務多忙のため。名古屋場所の中継中止とは関係はない」と述べた。

 放駒理事長(元大関魁傑)は「辞表は受理していたが、理事長の交代などで協会側の行き違いもあり、発表できなかった。横審の皆さまには辞任されたことを(秋場所後の)次回会合で報告したい」と話した。横審は25日に両国国技館で臨時会合を開いたが、不在だった福地会長は「欠席」とされていた。
 野球賭博問題などの不祥事を受け、NHKは7月の大相撲名古屋場所の生中継を初めて中止した。秋場所(9月12日初日・両国国技館)で生中継を再開するかどうかの結論を出していない。
 福地会長は昨年春場所後の会合で横審委員に就任した。

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2010年8月26日のニュース