20歳江畑が貢献!日本9年ぶりブラジル撃破

[ 2010年8月26日 06:00 ]

フルセットでブラジルを破り喜ぶ日本女子

 バレーボール女子のワールドグランプリは25日、中国・寧波で決勝リーグが開幕し、世界ランキング5位の日本は同1位のブラジルに3―2で勝ち、白星発進した。日本のブラジル戦勝利は01年11月のワールドグランドチャンピオンズカップ以来。第2、第4セットを江畑(日立)のアタックなどで奪うと、ブラジルの打点の高い攻撃をしのぎきって第5セットを15―13でものにした。米国は0―2から3セットを連取し、ポーランドに逆転勝ちした。

 今年初めて代表に選ばれた20歳の江畑が24本のアタックを決め、ブラジル戦の連敗を31で止める1勝に大きく貢献した。「実感はないけど、ものすごいことをしたんだと思う」。両腕に鳥肌を浮かべながら、勝利の余韻に浸った。第3セットは4度ブロックに阻まれ、バックアタックもネットに2度引っ掛けた。それでも真鍋監督は「今、うちで一番アタックの力がある」と第4、5セットも江畑中心の攻撃を貫いた。「まさかグランプリの決勝(リーグ)でブラジルに勝つとは」。北京五輪金メダルチームから奪った価値ある1勝に感無量の表情だった。

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2010年8月26日のニュース