異例の場所後で昇進多数 栃乃若ら7人が十両へ

[ 2010年7月28日 11:21 ]

 日本相撲協会は28日、愛知県体育館で大相撲秋場所(9月12日初日・両国国技館)の番付編成会議を開き、新十両4人を含む十両昇進力士7人を発表した。日本相撲協会広報部によると、十両昇進が7人だったのは2000年夏場所以来で、年6場所制になった1958年以降では、幕内と十両の定員が2人ずつ増えた2004年初場所の8人に次ぐ多さ。

 名古屋場所は、野球賭博に関与した十両4人が謹慎処分で全休扱いとなる異例の場所だったため、通常より多くの入れ替えとなった。
 新十両は元高校横綱の栃乃若(22)=本名李大源、兵庫県出身、春日野部屋=、近大相撲部出身の宝富士(23)=本名杉山大輔、青森県出身、伊勢ケ浜部屋=、モンゴル出身で昨年日本国籍を取得した城ノ龍(26)=本名小林光星、境川部屋=、仲の国(26)=本名呂超、中国出身、湊部屋。
 再十両は、東幕下12枚目で臨んだ名古屋場所で全勝優勝した十文字(34)=本名十文字友和、青森県出身、陸奥部屋=、佐田の富士(25)=本名山本哲博、長崎県出身、境川部屋=、琉鵬(33)=本名浦崎桂助、沖縄県出身、陸奥部屋。
 協会広報部によると、最多の十両昇進(戦後)は1947年夏場所の12人。このほかの新番付は規則に基づき、8月30日の秋場所番付発表で明らかになる。
 年寄「谷川」を襲名した元小結海鵬ら12人の引退も発表された。

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2010年7月28日のニュース