角界大揺れの時期 横審委員会にトップ不在?

[ 2010年7月21日 06:00 ]

 弟子の野球賭博関与で謹慎している武蔵川理事長(元横綱・三重ノ海)の職務復帰が、高血圧による体調不良のため、謹慎期間が切れる26日より遅れることが分かった。同理事長は約1週間前から都内で入院中。関係者によると、今月いっぱいは入院の予定だという。

 しかし、村山弘義理事長代行は名古屋場所千秋楽の25日をもって職を解かれるため、このままでは26日に東京・両国国技館で開催される横綱審議委員会には協会トップが出席しないことになる。
 相撲協会執行部の山科親方(元小結・大錦)は「代行の任期は25日まで。過去にも理事長が横審を欠席したことはある」と説明。村山代行も横審への代理出席について「私が出て、果たして務まるものかと思う」と消極的な姿勢を示した。だが、角界が大揺れの時期にもかかわらず協会トップや代行が公務に出ないというのは理解しがたく、またしても批判を浴びることは必至だ。

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2010年7月21日のニュース