宿舎問題で松ケ根親方「実業家だと思っていた」

[ 2010年7月21日 18:53 ]

 大相撲春場所の松ケ根部屋の宿舎問題で、松ケ根親方(53)=元大関若嶋津=は21日、東京・両国国技館で報道陣に対応し、宿舎としてビルを借りた人物について「実業家だと思っていた。(反社会的勢力との)認識はなかった」と、暴力団関係者と知らずに交際していたことを明かした。日本相撲協会の特別調査委員会はこの問題の調査を継続する方針。

 特別調査委はこの日、調査を始め、名古屋場所開催中の名古屋から上京させた松ケ根親方から事情を聴いた。同委員会委員の長尾敏成弁護士は「調査が終わったわけではない」と話した。23日の特別調査委でもこの問題を協議する見通し。
 春場所での反社会的勢力排除の協力を要請するために大阪府警本部を訪れた相撲協会の村山弘義理事長代行は、松ケ根親方の問題について「代行として協会側として、調査委とは別に事情聴取していかないといけないかなとは考えている」と述べ、特別調査委とは別に独自調査する意向を示した。

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2010年7月21日のニュース