不祥事続出 相撲ファン「また暴力団」にため息

[ 2010年7月21日 12:51 ]

 反社会勢力との接点が21日、またも浮かび上がった。暴力団に近い人物から宿舎の提供を受けていたとされる大相撲、松ケ根親方。「問題はまだ続くのでは…」。名古屋場所のさなか、次々噴き出す角界の“不祥事”に、相撲ファンからため息と憤りの声が漏れた。

 「ほかにも(暴力団との)関係はあるだろうし、今後も(問題は)出てくると思う」。名古屋場所開催中の愛知県体育館に訪れた会社員伊藤徹さん(39)は、次々に明るみに出る相撲界と暴力団関係者とのつながりにあきらめ気味。「クリーンであればそれに越したことはないけど…」と言葉少なだった。
 「昔から相撲界と暴力団に関係があるような感じを受けていた」と話すのは、子どものころからの相撲ファンという北名古屋市の無職林強さん(66)。「どんどん問題が明らかになって、相撲界がクリーンになればそれでいい」と一連の問題を冷静に受け止めている。
 愛知県清須市の主婦(65)は「がんばっている力士もいるから、暴力団との関係断絶に向けてがんばってほしい」と、相撲協会の今後の取り組みに期待を示した。

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2010年7月21日のニュース