スキアボーネ イタリア女子初の4大大会決勝

[ 2010年6月4日 06:00 ]

決勝進出となったスキアボーネ

 全仏オープンテニス第12日は3日、ローランギャロスで行われ、女子シングルス準決勝でフランチェスカ・スキアボーネ(29)がエレーナ・デメンチェワ(28)の途中棄権で勝ち、イタリア女子選手として初の4大大会決勝進出を決めた。5日の決勝ではエレナ・ヤンコビッチ(25)を破ったサマンサ・ストーサー(26)と対戦する。2日の男子シングルス準々決勝では、ラファエル・ナダル(24)がニコラス・アルマグロ(24)にストレート勝ちし、2年ぶり5度目の優勝へ一歩前進した。

 4強全員が4大大会の優勝経験がない荒れ模様の今大会。今月23日に30歳を迎えるスキアボーネが、歴史をつくった。第1セットのタイブレークを7―3で奪った直後、左ふくらはぎ痛を訴えたデメンチェワが握手を求め、棄権を告げた。イタリア女子初の4大大会進出が決まると、驚きの笑顔を浮かべ赤土のコートにキスをした。準々決勝で第3シードのウォズニアッキ(デンマーク)を撃破するなど、勢いはNo・1。5日の決勝も楽しみになってきた。

続きを表示

2010年6月4日のニュース