福士 得意の展開で3年ぶりV奪回

[ 2010年6月4日 19:57 ]

 【日本選手権女子1万メートル】元気な福士が戻ってきた。3年ぶりに頂点に立ち「自信になる。アジア大会にいけますよね」と豪快に笑った。序盤からハイペースで積極的に飛ばす得意の展開で、3000メートルすぎには独走態勢に。圧巻のレース運びだった。

 気温がやや高めで長距離には苦しい条件の下、永山監督はあえて勝負ではなく記録に徹することを要求した。「いままでの2年間、守りに入るようなレースをしていた。王座奪回ができてよかった」と説明し、安堵の表情を浮かべた。
 近年は過度な練習が原因で脚などに痛みを抱えていたが、昨年の駅伝シーズンから復調。福士は「もうちょっと速いペースで走りたい。次の5000メートルでぱっと切り替えられれば」と、こちらも3年ぶりとなるタイトルを見据えた。

続きを表示

2010年6月4日のニュース