宮本、ボギーなし…連日の好スコアで首位キープ

[ 2010年6月4日 19:12 ]

 【ツアー選手権シティ杯宍戸】通算のアンダーパーがわずか3人の難しいコンディションで、首位発進の宮本がボギーを打たずに第2ラウンドを切り抜けた。左の林、グリーン右のラフを経た18番(パー4)も、最後は4メートルのパーパットをねじ込む。「プレー中は必死。終わってみればノーボギー、という感じ」。口元を緩めつつ謙遜した。

 ショットに不安を抱えながらも小技でスコアをまとめた。前日から、構えた時の姿勢に違和感があるという。修正を図ってはいるが「左に寄ってしまう。ずっと(いい位置が)見つからなかった」。長めのバーディーパットを決めて6番までで三つスコアを伸ばしたが、後半は我慢の連続。石川が7番からの4ホールを、マスターズの難関「アーメン・コーナー」になぞらえていると聞くと、「僕にとっては7番から18番までがアーメン・コーナー」と笑わせた。
 昨年まで2年続けて選手会長を務めた明るい37歳。第3ラウンドは石川と同じ最終組になる。大ギャラリーに囲まれること必至だが「大丈夫。気になったのは2008年まで。たくさんテレビに映りたいし」と軽妙な口ぶり。2年ぶりの通算8勝目を目指す過程を楽しんでいる。

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2010年6月4日のニュース