遼くん好位置を維持 パット上達、粘りを発揮 

[ 2010年6月4日 18:00 ]

 【日本ツアー選手権シティ杯宍戸】第1打をOBとした1番のダブルボギーを引きずらなかった。「(乱れは)たまたまだとすぐ割り切った」と石川。3番で3メートル、4番で4メートルのバーディーパットを沈め「理想的な形で挽回できた」。9番では下りの5メートルを決めてパーセーブし、ガッツポーズ。前日よりショットの出来は劣ったがスコアは同じだった。

 パットの上達を実感している。この日はわずか21パット。「ボールと(パターの)フェースの芯をコンタクトさせる」感覚で、狙い通りの球を出せるようになったという。経験は豊富な18歳。ウッズやミケルソン(ともに米国)の名を挙げ「見てきた世界の一流は、入らないにしても、あと少しというパットを打つ」と、理想型を語った。
 首位が見える位置を維持するが、優勝は「最後の9ホールで5打差以内なら、あきらめずに狙う」という考え方。そこまでは自らの課題を一つずつ克服しながら、無心で前進する。

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2010年6月4日のニュース