エリン夫人要求!ウッズに慰謝料675億円

[ 2010年5月25日 06:00 ]

エリン夫人(左)とタイガー・ウッズ=09年11月撮影

 ニューヨーク・デーリー・ニュース紙(電子版)など米国の複数のメディアは23日、タイガー・ウッズ(34)のエリン夫人(30)が、7億5000万ドル(約675億円)の慰謝料と2人の子供の養育権を要求していると報じた。両者はウッズの愛人騒動発覚後に関係が悪化。離婚に向けて双方の弁護士が交渉を重ねているが、ウッズの総資産(推定6億ドル=約540億円)を上回る額が報道されたのはこれが初めてとなった。

 ウッズにとっては耳を疑うような額だったかもしれない。離婚に関しての交渉は2カ月以上続いているが、当初3億ドル(約270億円)と見込まれていたエリン夫人の要求額は2・5倍にまでアップ。シカゴ・サンタイムズ紙(電子版)が先月末に「合意目前」として報じた5億ドル(約450億円)をも超えてしまった。スポーツ界の慰謝料最高額はNBAのマイケル・ジョーダン(現ボブキャッツ・オーナー)がファニータ前夫人に支払った1億5000万ドル(約135億円)。しかしこれをはるかに上回る“世界記録”を夫人側の弁護士は要求してきた。
 経済誌フォーブスによればウッズの昨年度の総資産は6億ドル。現実にはそれを超える慰謝料が認められる可能性は少なく「2億ドル(約180億円)ほどになるのでは」とするメディアもあるが、それでも資産の3分の1を失うことになる。しかもこのままでは、ウッズの損失は金銭だけにとどまらない。子どもの養育権については「自分が持つ」と主張しているが、これもエリン夫人は「譲らない」としており平行線。「離婚成立後に暴露本の出版やメディアのインタビューには応じない」とするウッズ側が示した特約事項も夫人側は無視しているとされており、昨年11月27日の自動車事故以来、語られることのなかったウッズ家の内幕が“前夫人”の手記という形で暴露される可能性もある。
 現在、ウッズは痛めた首の治療を行いながら、6月3日開幕のメモリアル・トーナメントに向けて準備中。だが完ぺきに再起するには、こじれてしまった夫人との交渉をどう乗り切るのかも重要になってくる。

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2010年5月25日のニュース