熱闘3時間36分…エア・ケイが帰ってきた!

[ 2010年5月25日 06:00 ]

男子1回戦

 テニスの全仏オープン第2日は24日、パリのローランギャロスで男女シングルス1回戦を行い、男子は右ひじの手術から完全復活を目指す錦織圭(20=ソニー)が世界58位のサンティアゴ・ヒラルド(22=コロンビア)に0―2から逆転勝ちし、全仏デビュー戦を飾った。2回戦で第3シードのノバク・ジョコビッチ(23=セルビア)と対戦する。女子は予選を勝ち抜いた奈良くるみ(18=大産大)と土居美咲(19=ミキハウス)がともにストレート負けでほろ苦い4大大会デビューとなった。

 錦織は09年の全豪以来489日ぶりの4大大会出場で復活を印象づけた。同8月に受けた右ひじ手術の影響を感じさせず、セットを重ねるごとに華麗なフットワークから繰り出す鋭いショットを連発。第3セットのタイブレークでバックのパッシングショットで初ポイントを奪うと、2本のドロップショットで流れを変えた。「クレーコートは自分のテニスに合っている。いろんなショットが打てて楽しい」。右ひじの故障を乗り越え再びコートに立てる喜びにあふれる「エア・ケイ」が3時間36分の熱戦を制した。

 ▼錦織圭 この舞台に戻ってこられてうれしい。最後は手が震えた。最初は相手のペースに圧倒されたが、攻めるように心がけた。ひじの痛みはない。ジョコビッチはタフな相手だが、どこまでできるか挑戦したい。

続きを表示

2010年5月25日のニュース