横審でKY発言 野球賭博疑惑「客は罪軽い…」

[ 2010年5月25日 06:00 ]

横審終了後、陸奥理事(左)と一緒に会見する鶴田委員長

 20日発売の週刊新潮で野球賭博をめぐるトラブルに巻き込まれていると報じられた大相撲の大関・琴光喜が、22日に行われた警視庁による事情聴取で疑惑を否定していたことが24日、分かった。

 捜査関係者によると、警視庁は22日の取組終了後、琴光喜を同庁に呼び、同日午後9時頃まで報道された事実関係などを確認したという。
 琴光喜の問題はこの日、東京・両国国技館で行われた横綱審議委員会の会合でも話題となり、日本相撲協会生活指導部の陸奥部長(元大関・霧島)が冒頭で経緯を報告した。会見では、鶴田卓彦委員長が「(陸奥部長は)“師匠と本人に直接聞いたが、何もありません”と言っていた」と説明した。ただ一方で同委員長は、一般的な見解と前置きしながら「警察の偉い人に聞いたが(賭博の)お客さんは罪が軽い。せいぜい罰金だろう。重いのは胴元」と軽はずみなコメントを口にした。

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2010年5月25日のニュース