郷ひろみに刺激!遼くん“生涯レギュラー”宣言

[ 2010年5月9日 06:00 ]

<ザ・レジェンド・チャリティ 初日>9番で第3打をピンにピタリと寄せた郷ひろみ(右)をハイタッチで祝福する石川遼
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 石川遼(18=パナソニック)が“生涯レギュラー”を誓った。ザ・レジェンド・チャリティープロアマトーナメント第1日は8日、千葉県佐倉市麻倉ゴルフ倶楽部(6969ヤード、パー72)で行われ、2バーディー、1ボギー、2ダブルボギーの3オーバー、75で31位と出遅れたが、同組で回った54歳の歌手・郷ひろみに刺激を受け、40年後もシニアツアーではなくレギュラーツアーで戦う意気込みを見せた。プロの部は8アンダーで回った丸山茂樹(40=フリー)が首位。著名人の部はプロ野球の阪神、西武で活躍した田淵幸一氏(63=本紙評論家)が8アンダーで首位に立った。

 36歳上とは思えぬ郷ひろみの若々しいプレーぶりに石川も触発された。「自分は40年後は58歳。でも、レギュラーツアーで戦っていたいと思う。良い体を保って若々しいゴルフをしたい」と壮大な目標を掲げた。シニアツアーに比べて距離の長いレギュラーツアーは年を重ねるごとに厳しくなるが、「ジャンボさん(尾崎将)やジェットさん(尾崎健)のように飛距離をずっと追求したい。飛距離への執着心は一生持っていたい」とクラブを握る限りレギュラーツアーを主戦場とするプランを口にした。
 石川と郷は9番パー5ではともに残り約120ヤードをピンそば1メートルに寄せてギャラリーから大歓声を浴びた。郷は惜しくも入らずパーで、石川はバーディーを取ったが「年齢を感じさせない歩き方とか、ゴルフする姿一つとってもかっこいい。いくら毎日、トレーニングをしているからといっても、そんなに簡単なことじゃない」と感心した。
 石川は3オーバーで32人中31位。ハンデ8の郷も3オーバーで著名人の部で28人中18位と本調子ではなかった。石川は「(58を出した)先週より20打近く多かったけど、これがゴルフ」と苦笑したが、郷とのラウンドは“太く長い”ゴルフ人生に向けて意味あるものとなった。
 <王さんがエール>今年から大会実行委員に名を連ねる福岡ソフトバンク会長の王貞治氏は石川について「マスターズでの優勝が夢と言っているけど、現実になりそう。チャレンジしてほしい」とエールを送った。昨年のこの大会やイベントなどで何度か顔を合わせているが、「とにかく進化している感じがする。体も大きくなったようだ」と印象を語っていた。

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2010年5月9日のニュース