内村3連覇、鶴見はV5/全日本選手権最終日

[ 2010年5月9日 18:17 ]

女子個人総合決勝 優勝した鶴見虹子の床

 体操個人総合の全日本選手権最終日は9日、東京・国立代々木競技場で決勝を行い、男子は予選4位と出遅れた世界王者の内村航平(日体大)が2日間合計182・200点で逆転の3連覇を達成した。女子は鶴見虹子(朝日生命ク)が57・525点の合計116・000点で池田敬子、小菅麻里に並ぶ史上最多の5連覇を飾った。

 内村はあん馬で落下があったが、この日6種目でただ一人90点を超える92・675点を稼ぎ、2位の植松鉱治(コナミ)に2・275点差をつけた。予選1位の中瀬卓也(徳洲会)は4位。
 女子はこの日最高点の58・050点を出した14歳の笹田夏実(大泉スワローク)が予選の6位から鶴見と2・050点差の2位に浮上し、夏季ユース五輪(8月・シンガポール)代表を決めた。
 男子の上位36人、女子の上位24人が世界選手権(10月・オランダ)代表最終選考会を兼ねた6月のNHK杯に進出した。

 ▼内村航平の話 どの種目も失敗できないという強い気持ちでやった。あん馬で落下したが、しっかり立て直し、着地もできたのが、3連覇につながった。

 ▼鶴見虹子の話 優勝したい気持ちがあった。平均台が一番緊張したが、ミスなくできてほっとした。細かいところで安定していないのが反省点。これからも美しい体操を目指したい。

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2010年5月9日のニュース