大会新63で首位発進!宮里藍“オチョアと優勝争いを”

[ 2010年4月30日 10:25 ]

大会新記録となる63をマークした宮里藍

 米女子ゴルフツアーのトレスマリアス選手権は29日、メキシコ南部のモレリアのトレスマリアスGC(パー73)で第1ラウンドを行い、今季3勝目を狙う宮里藍がボギーなしの10バーディー、63で回り、10アンダーで単独首位に立った。1ラウンドで10アンダーは宮里藍の米ツアー自己ベストで、63は大会新記録。

 約2週間のオフを経て、宮里藍が鮮やかに復調した。10バーディー、ボギーなしと完ぺきなゴルフで63。大会記録を1打更新し、ツアーでの自己ベストとなる10アンダーをマークした。

 地元メキシコでのこの大会を最後に引退するロレーナ・オチョアの指名で、女王と同組でラウンド。「選んでもらって本当に光栄、このラウンドで少しでも恩返しができれば」と、米ツアー参戦以来つねにあこがれとしてきたオチョアへの思いを、プレーにぶつけた。

 地元ファンがオチョアに大きな声援を送る中、序盤の11番(パー4)で4メートルのバーディーパットを沈め「あれで勢いに乗れた」。ここから一気に4連続バーディー。さらに16番、17番でバーディーを奪って前半は31。後半に入って風が強まる中でも勢いは衰えを見せない。安定したショットで4バーディー。最終9番ではティーショットを右バンカーに入れたが、難しい下りの2メートルを沈めてパーをセーブ。力強く拳を握り締めた。

 そんな24歳とシンクロするように、オチョアも66の好プレー。宮里藍は「一緒に優勝争いができれば」。最後の思い出となる大会で、さらなる活躍を誓った。(共同)

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2010年4月30日のニュース