堀畑 背泳ぎ強化で日本新!有言実行のV

[ 2010年4月18日 20:36 ]

男子400メートル個人メドレーで、4分12秒02の日本新で優勝し大喜びの堀畑裕也

 【競泳の日本選手権】予選後に「日本新を出す」と宣言した男子400メートル個人メドレーの堀畑が、有言実行の力泳で完勝した。愛知・豊川高出身の19歳は「きつい練習が報われた。うれしくて疲れも吹き飛ぶ」。3月の米国高地合宿では1日最大8千メートルの泳ぎ込みを敢行。鍛え抜いた持久力を大一番で出し切った。

 苦手だった2種目目の背泳ぎを改善した。オフに世界選手権金メダリストの古賀の泳ぎを研究し「ゼロからつくり直した結果、背泳ぎだけで去年から2秒くらい縮まった」という。そこで抜け出し、後半は大歓声の後押しを受けながらの一人旅。ゴールすると伸び上がって喜びを表現した。
 個人メドレーの第一人者のロクテ(米国)にあこがれる。この日のタイムは高速水着が禁止となった今季の世界最高記録だが「まだこれでは通用しない」と謙虚だ。「4分10秒を切りたい」という目標のために次はバタフライ強化に本腰を入れ、世界のトップの背中を追いかける。

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2010年4月18日のニュース