歴代最多の79キャップ 元木が引退試合

[ 2010年4月18日 18:04 ]

引退試合の全早大戦を終え、明大の吉田監督(右)と握手を交わす全明大の元木由紀雄

 ラグビーの全早大―全明大が18日、東京・秩父宮ラグビー場で行われ、日本代表として歴代最多の79キャップを保持する元木由記雄(38)が引退試合に臨んだ。卒業生と現役学生の混成チーム、全明大の一員として先発、トライを奪うことはできなかったが、約5千人の観客を沸かせた。

 力強い突破と激しいタックルが持ち味のCTBとして活躍した元木は明大から神戸製鋼に進み、2009年シーズン限りで現役を引退。現在はU―20(20歳以下)日本代表ヘッドコーチを務めている。この日は背番号12で出場し、後半10分に退いた。
 45―52で敗れたものの、試合後は「元木コール」の中、両チームの選手に胴上げされ「ラグビーが大好きで、多くの人に支えてもらった。競技生活の全部が思い出」と感激していた。

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2010年4月18日のニュース