川岸良兼の次女・史果、貫禄Vで全国切符ゲット

[ 2010年3月17日 06:00 ]

(左から)A、B、C各ブロック優勝の円田、沢木、阿久津、女子の部優勝の川岸

 スポニチ主催平成21年度関東中学校ゴルフ選手権春季大会は16日、千葉県茂原市の真名カントリークラブ(男子Aブロック=6490ヤード、B・Cブロック=6451ヤード、女子=5805ヤード、パー72)で行われた。3ブロックに分かれた男子のAは円田龍之介(千葉・堀江3年)が75、Bは沢木聡仁(静岡・麁玉=あらたま=3年)が74、Cは阿久津未来也(栃木・河内3年)が76でそれぞれ優勝。女子は川岸良兼プロの次女・史果(横浜英和女学院1年)が74で優勝した。なお、男子は各ブロック5位まで、女子はシード選手を除く10位タイまでが全国大会(25・26日、滋賀・瀬田GC)への出場権を手にした。

 <男子>3ブロックを通じベストの74でBブロックを制した沢木は「まず全国大会と思っていましたので優勝は実感わきません」と初の全国切符にうれしそう。ドライバーの曲がりに苦しんだが、アイアン、アプローチでカバーし、2バーディー、4ボギーでまとめた。中1から本格的に始め、毎日3、4時間練習場へ通う。4月からはクラーク国際浜松高へ進学するが、入学前の全国大会では「初めてなのでベスト10」が目標だ。

 <女子>昨夏の中学生女王・川岸が貫禄を見せた。前夜の雨が残り、強風のコンディションの中を2オーバー。「前半は風で苦しかったが、後半は何とかまとまりました」とホッとした表情だ。昨夏のプロツアー、NEC軽井沢で16位に入るなどジュニア期待の星。今年は日本ゴルフ協会のナショナルチームにも選ばれ、4月の国際試合クイーンシリキット杯出場も決まった。4月からは日大高に進学するが「3月の全国大会をはじめ、国内、海外の試合でも自分の力を試したい」と忙しい1年となりそうだ。

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2010年3月17日のニュース