「始める準備ができた」ウッズがマスターズで復帰

[ 2010年3月17日 00:29 ]

 不倫スキャンダルで大会出場を自粛していた男子ゴルフのタイガー・ウッズ選手(34)=米国=が16日、今季メジャー第1戦のマスターズ・トーナメント(4月8日開幕・米ジョージア州オーガスタ)で競技に復帰すると自身の公式サイトで発表した。ウッズ選手の大会出場は昨年11月に優勝したオーストラリア・マスターズ以来。

 昨季はけがから復帰して2年ぶりに賞金王に返り咲いたが、昨年11月27日未明に米フロリダ州の自宅付近で交通事故を起こしたことをきっかけに複数の愛人との不倫が報じられ、12月に無期限の大会出場自粛を発表した。精神面でのリハビリ治療を受け、2月に謝罪会見を開いていた。ウッズ選手は声明で「今季をオーガスタから始める準備ができた。2カ月近く入院し、まだ治療は続けている。復帰しても、私生活でやらなければいけないことはたくさんある」と述べた。
 ウッズ選手はこれまでメジャー大会は歴代2位の通算14勝、米ツアーでは同3位の71勝を挙げている。

 ▼タイガー・ウッズ選手の話 十分に長く競技を離れ、今季をオーガスタから始める準備ができた。メジャー大会は自分にとっていつも特別なもの。プレーからしばらく離れていたとしても、オーガスタはプロとして立たなければならない場所。

 ▼石川遼選手の話 世界中のゴルフファンがワクワクしていると思う。僕も注目するが、視聴者ではないので、意識はしないようにプレーしたい。タイガーのプレーには(ブランクの)影響があると思う。そこで良いプレーをできれば、それはタイガーがずばぬけているという証し。精神力が見ものだと思う。(共同)

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2010年3月17日のニュース