今季最終戦で快走!太田、初の表彰台で表情緩む

[ 2010年3月13日 23:03 ]

 【W杯スケート】初めて立った表彰台で表情が緩みっぱなしだった。25歳の太田が今季最後のレースでW杯自己最高の3位。「むちゃうれしかった」との短い言葉に喜びがこもった。

 2日連続で4歳年下の羽賀と同走。前日は5位の相手に6位と敗れ、悔しさをぶつけたレースだった。「後半で少しばてた」のは力を出し切った証拠だろう。「全体的にまとめられた」というスムーズな滑りで35秒35をマークした。
 17位だったバンクーバー冬季五輪が終わって集中の糸が切れ、五輪後のW杯は「出場したくないと思っていた」という。しかし遠征先のエアフルト(ドイツ)で清水宏保さんの引退のニュースに触れ「成し遂げてきたことが違う。自分は何もしていないのに、だらだらしている場合じゃない」と気持ちを入れ直した。
 節目にしていた五輪が終わり、来季は所属先との契約も不透明という。「一生懸命にやってきて最後にご褒美がもらえた」とシーズン最後で手にしたメダルを握りしめた。(共同)

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2010年3月13日のニュース