石田48位、ビョルゲン優勝/スキーW杯距離

[ 2010年3月13日 22:03 ]

 ノルディックスキーのワールドカップ(W杯)距離は13日、オスロで行われ、女子30キロフリーの石田正子(JR北海道)は首位から9分51秒1遅れる1時間34分1秒9で、48位に終わった。

 フリー走法を不得手とする石田は先頭集団に序盤からついていけなかった。バンクーバー冬季五輪で金3個のマリット・ビョルゲン(ノルウェー)が終盤までもつれた競り合いを制して今季5勝目となる通算35勝目を挙げた。
 この試合を欠場したユスチナ・コワルチク(ポーランド)が個人総合2連覇を決めた。W杯総合を大差でリードし、残り試合で逆転される可能性がなくなった。
 男子50キロフリーはバンクーバー五輪2冠のペッテル・ノールトゥグ(ノルウェー)が勝ち、今季4勝目で通算勝利数を8とした。成瀬野生(岐阜日野自動車)は途中棄権した。

 ≪石田 苦手のフリーで力出せず…≫石田は苦手のフリー走法で力を出し切れなかった。首位から10分近く遅れてゴールして「全然うまく体が使えない。技術が足りない」ともどかしそうだった。
 14日のスプリント・フリーは出場しない予定で、今季のW杯遠征はこの試合が最後。バンクーバー冬季五輪の30キロクラシカルで五輪の日本距離勢で最高の5位となったが、W杯の締めくくりで好成績が出せなかったこともあり「自分としてはなかなか納得できないシーズンだった」と疲れた表情で話した。

 ▼石田正子の話 全然うまく体が使えない。技術が足りない。フリー走法はことし全然駄目ですね。うまく脳と体がかみ合わない。

 ▼成瀬野生の話 落ちるところまで落ちた。途中棄権するなんて悔しいが、体も動かなかったし、スキーも滑らなかった。(共同)

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2010年3月13日のニュース