36歳のキッドがマブスを引っ張る!引っ張る!

[ 2010年3月13日 08:31 ]

 36歳にしてなお衰えを感じさせない。米プロバスケットボールのNBAで好調なマーベリックスを支えるのは、プロ16シーズン目のベテラン、ジェーソン・キッドだ。2月中旬のオールスター戦でシーズンを折り返し、「リハーサルは終わった。真剣勝負の時だ」と後半戦での活躍を誓った通りのプレーで、チームをけん引している。

 通算アシスト数で歴代2位を誇る名ポイントガードの真価は、大型トレードで3人が加わったオールスター戦後に問われた。
 一緒に練習する時間もなく、ぶっつけ本番で臨んだ後半戦。チームは初戦こそ落としたが、その後はキッドの巧みなゲームメークで勝ち星を連ね、今月10日のネッツ戦で破竹の13連勝。新加入のセンター、ブレンダン・ヘイウッドは「素晴らしいリーダーたちがいるから、適応するのは大変じゃなかった」と話した。
 個人でも2月下旬のホークス戦で得点、リバウンド、アシストでいずれも2ケタを記録する通算104度の「トリプル・ダブル」をマーク。レーカーズで活躍した名手マジック・ジョンソンらに次ぐ史上3番目の快挙で「36歳で達成なんて、初めての時と同じくらいにうれしい」と喜んだ。
 マーベリックスは昨季、西カンファレンスのプレーオフ準決勝で苦杯をなめた。今季のチームについてキッドは「得点できる選手であふれている」と自信ありげ。自身初、そしてチーム初のNBA制覇なるか。(共同)

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2010年3月13日のニュース