優勝争いは…大南博、加納らに注目

[ 2010年3月10日 16:17 ]

 名古屋国際女子マラソンは14日、名古屋市瑞穂陸上競技場発着で行われる。11月のアジア大会(中国・広州)代表の最終選考会と日本選手権を兼ねる今大会の優勝争いは、経験豊富なデラルツ・ツル(エチオピア)を中心に大南博美(トヨタ車体)ら日本勢が追う展開が予想される。

 招待出場の選手の中で、最高のタイムを持つのは2時間23分26秒の大南博。今月末で所属企業の陸上部が廃部となり、新しい所属先を探す2007年ロッテルダム・マラソン優勝の実力者は、好結果でアピールを狙う。
 過去の実績で抜きんでているのがバルセロナ、シドニー両五輪の1万メートルで優勝したツル。37歳ながら、昨年11月のニューヨークシティー・マラソンを制し、衰えを感じさせない。
 勢いがあるのは、昨年の世界選手権(ベルリン)7位の加納由理(セカンドウィンドAC)。ツルが優勝したニューヨークシティー・マラソンで、序盤の転倒が響き9位に終わった雪辱を期す。
 初マラソンだった昨年の大阪国際で9位の脇田茜(豊田自動織機)も楽しみな存在。トラック出身のスピードを生かせる展開になれば面白い。初マラソンの宮内洋子(京セラ)にも期待したい。

続きを表示

2010年3月10日のニュース